こんにちは古紙幣旧札の買取査定ナビです。今回は台湾幻の紙幣とも呼ばれる日本武尊(ヤマトタケル)台湾銀行券1000円(台湾銀行券並支払手形 乙号1000円券)の価値と買取相場について記載していきたいと思います。

台湾銀行1000円札の価値

台湾銀行1000円札

1945年(昭和20年)に台湾で発行予定だった台湾銀行券ヤマトタケル 1000円紙幣です(日本銀行券甲号1000円、通称ヤマトタケル1000円紙幣に加刷した紙幣です)。

朝鮮銀行の1000円紙幣では表面に「朝鮮銀行券」と加刷されるとともに穴が3つ開けられていますが、台湾銀行では裏面に「株式会社台湾銀行」の文言とともに及頭取の印が押印されています。

日本のカタログ価格では下記のようになっており、朝鮮銀行の1000円紙幣に比べると価格が安くなっていますが価値が高い事が伺えます。

状態 カタログ価格
未使用 50万円
美品 30万円
並品 20万円

実勢価格と買取相場

台湾銀行券ヤマトタケル 1000円紙幣(台湾銀行券並支払手形 乙号1000円券)は市場に出てくることは殆どありませんが私が知る限り2014年に米国のオークションに極美品の状態のものが出品され4,112.5USD(日本円で約45万円)で取引されています。

また、国内でも「2013年 準未使用 約80万円」「2013年 極美品 約47万円」「2014年 極美品 約42万円」とカタログ価格に比べると高値での取引が目立ちます。

実勢価格(実際に市場で取引される値段)が高いことから、買取価格は高く、極美品の場合、30万円〜40万円弱程度の買取になる可能性があります。今回の記事が古紙幣(旧札)の売却や換金の参考になりましたら幸いです。