完全未使用と未使用

完全未使用の画像 未使用の画像
大黒札 未使用

製造時の状態を保った未流通の紙幣の状態を「完全未使用」「未使用」と言います(完全未使用は未使用よりもさらに状態の良い紙幣のことです)。

米国の鑑定機関であるPCGSPMGでは60〜64の数字が書かれたものが未使用に該当します(完全未使用は65以上)。戦前の紙幣で未使用以上の状態の場合、買取価格が高額になることが知られています。

準未使用と極美品

準未使用の画像 極美品の画像
準未使用

準未使用とは僅かに流通の痕跡があるが、未使用に近い紙幣のことです。米国の鑑定機関であるPCGSやPMGでは50〜59の数字が書かれたものが準未使用に該当します(極美品は40〜49)。

また、極美品とは準未使用ほどではありませんが紙幣にシワや汚れが少なく状態が良いものを指します。近年発行された紙幣で極美品となると価値が低くなってしまいますが、戦前の紙幣では極美品でも十分価値があります。

美品と並品

美品の画像 並品の画像
美品 並品

美品や並品とは流通することによって劣化が進み、シミや汚れ、折れが目立つ紙幣のことです。戦前の紙幣では美品・並品でも骨董としての価値がありますが、戦後の紙幣になると未使用に比べ大幅に買取価格が落ちることが知られています。

劣品とエラー札

劣品の画像 エラー札の画像
劣品

劣品とは流通によって劣化が大幅に進んだ紙幣のことです。最近発行された紙幣では骨董としての価値はありませんが、戦前の紙幣については劣品だとしても買取価格が高いケースがあります。

エラー札とは画像のような「福耳」や「印刷エラー」「裁断エラー」「記号違いエラー」などが存在します。珍しいため、通常の紙幣に比べると価値が高く、業者による査定価格も高くなっています。