こんにちは今回は日本の50円(五拾圓)札の価値について記載していきたいと思います。一般的に50円札というと高橋是清の描かれた50円札が有名ですが戦前の1927年(昭和2年)に大変希少な甲号五拾圓札(裏白50円紙幣)が製造されています。

1927年 甲号 裏白五拾圓紙幣の価値

甲号五拾圓紙幣 甲号五拾圓紙幣

「開運!なんでも鑑定団スペシャル」でも取り上げられた昭和2年発行予定だった日本銀行兌換券50円札です。昭和金融恐慌が原因で取り付け騒ぎが発生した際に製造されましたが、騒ぎが収まったため発行には至りませんでした。

私が知る限り見本紙幣(見本貨幣)は上記画像と下記画像の2種類が存在し、カタログ価格はもちろん不明です。

甲号五拾圓 甲号五拾圓

甲号 裏白50円紙幣の買取相場

なんでも鑑定団では1000万円との評価でしたが実際の市場で取引される価格は下記のようになっています。

下記は米国のオークションでの売買データで国内での取引はわかりませんでした。大変希少性が高く、もし買取を依頼した場合、数百万円での買取になると思います。

取引日 取引価格 予想買取価格
2011年 約400万円 300-350万円
2011年 約860万円 700-800万円

1951年 高橋是清 B号券の価値

日本銀行券B号50円 高橋是清

日本銀行券B号50円 高橋是清

1951年に発行されたものの、1955年には五十円硬貨が登場したため、1958年には発行が終了しました。表面は高橋是清、裏面は日本銀行が描かれており、寸法は縦68mm×横144mm、発行開始日 1951年(昭和26年)12月1日となっております。

価値や市場での取引価格などについては「高橋是清の日本銀行券五拾円紙幣の価値」で掲載していますのでそちらをご参照ください。今回の記事が古紙幣の買取査定や古紙幣コレクションの参考になりましたら幸いです。