こんにちは古紙幣旧札の買取査定ナビです。今回は買取価格が高いゾロ目・キリ番・珍番・エラー等の五千円札について見ていきたいと思います。日本でこれまでに発行された5000円札は「聖徳太子5000円札(C号券)」「新渡戸稲造5000円札(D号券)」「樋口一葉5000円札(E号券)」が存在します。

通常の紙幣の場合、未使用〜完全未使用の聖徳太子5000円札だとしても買取価格は1万円以下のケースが殆どです。しかし、ゾロ目などの珍しい記番号のものやエラー札になると価値が上がり10万円を超える買取価格になることもあります。

珍しい記番号紙幣の買取相場

樋口一葉5000円札 樋口一葉5000円札

画像は平成16年11月1日から現在まで利用されている樋口一葉5000円札(日本銀行券E号5000円)です。通常は5000円の価値しかありませんが画像のようなゾロ目(DQ333333U)など珍しい記番号になると下記のように価値が高くなります(2012年〜2018年の取引データから引用)。

詳細 取引価格 買取相場
C号 K111111Y ゾロ目 16万円 〜13万円
C号 HE777777P ゾロ目 12万円 〜9.6万円
C号 GV000001Q 珍番 11.2万円 〜9万円
C号 JT400000P キリ番 3万円 〜2.2万円
D号 FX444444H ゾロ目 8万円 〜6.4万円
D号 S000001F 珍番 5.9万円 〜4.5万円
D号 AU123456X 階段 4.5万円 〜3.6万円
D号 CH012345V 階段 2.6万円 〜1.8万円
E号 B777777X ゾロ目 7.5万円 〜6万円
E号 U000001H 珍番 7.1万円 〜5.6万円

最初のアルファベットの桁数が1桁のものと2桁のものがありますが1桁のものの方が価値が高いです。また、ゾロ目や珍番(早番)は階段(123456や654321)に比べると価値が高くなっており、アルファベットもゾロ目になっている紙幣(A7777777Aなど)では数十万円の査定価格となることがあります。

紙幣の状態と買取価格買取価格は紙幣の状態によって大きく異なり、基本的にピン札(未使用〜完全未使用)以外は希少な記番号だとしても買取価格は安くなってしまう傾向があります。

買取価格が高いエラー5000円札

5000円札のエラーは私が知る限り聖徳太子5000円や新渡戸稲造5000円ではあまり発見されておらず、樋口一葉の5000円札で数種類ある程度です。最も数が多いのが下記のような樋口一葉の印刷漏れエラーです。

エラー紙幣

樋口一葉のエラー紙幣

5000円札のエラーで最も多いのが画像のような印刷漏れ(印刷ミス)紙幣です。「紙幣の状態」・「エラーの希少性」・「記番号」によって価値が異なり、もっとも買取価格が高くなるのは「非常に状態が良く、珍しい記番号(A7777777A)で、鮮明なエラーがある」紙幣のです。通常の印刷漏れエラーは1.5万円〜3万円程度の金額で市場にて取引されています。

5000円札の買取価格まとめ

5000円札は聖徳太子の図案が採用されている日本銀行C号券でも昭和32年10月1日発行と新しいため、骨董としての価値はあまり高くありません。

しかし、今回紹介したように珍しい記番号のものになると大幅に価値が上がります。あなたの財布に入っている5000円札にも珍しい記番号の物やエラー札が混ざっている可能性がありますので探してみると良いでしょう!