こんにちは「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」です。今回は聖徳太子の5千円紙幣(C号券)と1万円紙幣(C号券)について記載していきたいと思います。どちらも戦後発行された旧札なので残存数が多いため目にしたこともある方も多いと思います。
聖徳太子 五千円紙幣の価値
聖徳太子の5000円紙幣です。表面には聖徳太子、裏面には日本銀行が描かれ、寸法は縦80mm×横169mm、発行開始日は1957年(昭和32年)10月1日となっております。近年の紙幣ということもあり希少性は乏しいですがカタログ価格は下記のようになっており、アルファベット1桁(A123456Bなど)のタイプは価値があります。
米国のカタログ価格
紙幣のタイプ | 美品 | 未使用 |
---|---|---|
アルファベット1桁 | 6000円 | 9000円 |
アルファベット2桁 | 5000円 | 6500円 |
日本のカタログ価格
紙幣のタイプ | 未使用 |
---|---|
アルファベット1桁 | 12000円 |
アルファベット2桁 | 8000円 |
また、カタログ上は評価されていませんが数字がそろったゾロ目タイプ(A111111B)や上り階段タイプ(A123456B)についても価値が高いです(エラー札や珍しい記番号の紙幣の価値については「ゾロ目・珍番号・エラーの聖徳太子5000円札」で詳しく掲載しています)。
聖徳太子 壱万円紙幣の価値
聖徳太子の一万円紙幣です。日本で初めて発行された一万円紙幣となっており、表面には聖徳太子、裏面には鳳凰が描かれ寸法は縦84mm×横174mmとなっております。5000円紙幣同様に発行開始日は戦後(昭和33年12月1日)のため残存数が多いです。
また、10000円についても通し番号の英数字が1桁のタイプと2桁のタイプが存在し1桁の方が価値が高いです。
米国のカタログ価格
紙幣のタイプ | 美品 | 未使用 |
---|---|---|
アルファベット1桁 | 12500円 | 20000円 |
アルファベット2桁 | 未記載 | 12500円 |
日本のカタログ価格
紙幣のタイプ | 未使用 |
---|---|
アルファベット1桁 | 40000円 |
アルファベット2桁 | 15000円 |
聖徳太子紙幣の買取価格
聖徳太子5000円札や10000円札の実勢価格(実際に市場で取引される値段)は米国のカタログ価格と同等レベルとなっており、業者による買取価格は米国のカタログ価格の5割〜8割程度が相場です。
また、5000円紙幣の項目でも記載しましたがゾロ目や連番は価値が高く10万円を超える買取価格になることもあります。今回の記事が古紙幣や旧札の買取査定価格の参考になりましたら幸いです。