こんにちは「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」です。今回はロシア・ソ連の様々な古紙幣について記載していきたいと思います。

ロシアの国立債券紙幣

ロシアの古紙幣

国立債券紙幣はロシアにおいて1843年から紙幣を発行しました。これは1ルーブルから100ルーブルまでの8種類の証券状の紙幣シリーズがあり、50ルーブル以上の高額額面は今日でも高値で取引されています。

その後、1887年に発行された25ルーブル紙幣と1894年に発行された10ルーブル紙幣の2種類は縦型紙幣という当時としては珍しいものが発行されており、裏面の双頭の鷲のデザインも素晴らしく現在でも人気があります。

そして1898年になると100ルーブルや500ルーブルと言った高額額面の紙幣も登場しエカテリーナ2世やピョートル1世などの肖像が描かれました。ロシアの紙幣はフランス等と同様大変美しいデザインとなっており世界的に人気が高いです。

ソビエト連邦国家銀行紙幣

ロシアの旧札

ソビエト連邦国家銀行紙幣は、第二次世界大戦直後の1947年に10ルーブルから100ルーブルまで3種の紙幣を発行しました。25ルーブル以上の額面にはレーニンの正面の肖像が描かれましたが、それ以降の紙幣にはレーニンの右または左肖像が描かれており、どういう意図でこのような肖像の紙幣を作成したかは定かではないがコレクター心をくすぐる紙幣となっています。

その後、1991年まで1ルーブルから1000ルーブル10種の紙幣が発行されてましたが、ソ連崩壊を期に発行機関はロシアへと継承されることになりました。

バンク オブ ロシア

ロシアの紙幣

バンクオブロシア(ロシア銀行)はソ連崩壊後の1992年に5000ルーブルと10000ルーブルの2種を発行しました。1993年のシリーズでは100〜50000ルーブルまで6種類が発行されており、インフレの傾向が見られ、95年になると50万ルーブルという超高額額面の紙幣も発行されました。

その後、1997年にデノミネーション(通貨単位の切り下げ)が実施され、高額額面の紙幣は見られなくなりました。ドイツのインフレ時代のコイン等と同様、インフレ時の高額額面の紙幣は今日でも人気が高い古紙幣の一つとなっております。今回の記事がソ連やロシア紙幣の参考になりましたら幸いです。