こんにちは古紙幣旧札の買取査定ナビです。今回は日露戦争軍票(軍用手票)の価値と買取相場について記載して行きたいと思います。
この軍票は明治36年に日露戦争を予想して事前に製造が行われました。その後、明治37年(1904年)の宣戦布告と同時に発行され、額面の高い銀10円や銀5円の価値は非常に高くなっております。
日露戦争軍票銀10円・5円・1円の価値
画像は大日本帝国政府 日露戦争軍票銀1円(裏 橙色)と日露戦争軍票見本銀10円(裏 赤色)です。日露戦争軍票は清国や朝鮮で使用する目的だったため、裏面にはハングル文字で兌換表示がされています。
銀10円・5円・1円の発行時期は全て明治37年2月となっており、サイズは130mm×92mmで同一、カタログ価格は下記の通りです。
日本のカタログ価格
額面 | 未使用 | 美品 |
---|---|---|
10円 | 不明 | 55万円 |
5円 | 不明 | 35万円 |
1円 | 12万円 | 6万円 |
銀10円・5円・1円の買取相場
私が調べた日露戦争軍票(軍用手票)銀10円(拾圓)・5円(五圓)・1円(壹圓)の実勢価格(業者が販売し実際に市場で取引された値段)や買取相場は下記のようになっております。
詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
5円 未使用 | 9,600USD | 〜80万円 |
1円 極美品 | 8.8万円 | 〜7.1万円 |
1円 美品+ | 7.5万円 | 〜6万円 |
1円 美品 | 4.7万円 | 〜3.7万円 |
額面のあまり高くない銀1円(壹圓)だとしても保管状態が良ければ5万円を超える金額での買取が期待できます。
また、銀10円の詳細な取引事例は見つかりませんでしたが、シベリア出兵軍票と同様に高額額面はカタログ価格よりも遥かに価値が高い可能性があります。
日露戦争軍票銀50銭・20銭・10銭の価値
画像は大日本帝国政府 日露戦争軍票銀五拾銭(裏 黒紫)と日露戦争軍票銀貳拾銭(裏 緑)です。全ての額面でサイズは103mm×62mmとなっており、カタログ価格は下記の通りです。
日本のカタログ価格
額面 | 未使用 | 美品 |
---|---|---|
50銭 | 6万円 | 3万円 |
20銭 | 5万円 | 2.5万円 |
10銭 | 1.2万円 | 0.6万円 |
銀50銭・20銭・10銭の買取相場
下記は私が調べた銀50銭・20銭・10銭の実勢価格と買取相場です。未使用や準未使用など状態の良いものの価値は高くなっていますが、美品や並品など状態の悪いものの価値は低く、買取価格は高くありません。
詳細 | 実勢価格 | 買取相場 |
---|---|---|
50銭 未使用− | 4.7万円 | 〜3.8万円 |
50銭 準未使用 | 2.3万円 | 〜1.6万円 |
20銭 準未使用 | 2.1万円 | 〜1.4万円 |
20銭 極美品− | 1.1万円 | 〜0.7万円 |
10銭 美品+ | 0.6万円 | 〜0.3万円 |
日露戦争軍票(軍用手票)まとめ
いかがだったでしょうか?日露戦争軍票は今から100年以上前に発行されたものなので骨董(アンティーク)としての価値が高くなっています。
特に、高額額面(銀10円や銀5円)の希少性は高く、もし本物ならば10万円を超える高価買取が期待できます。今回の記事が軍票の売却や換金の参考になりましたら幸いです。