こんにちは「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」です。今回はドイツやドイツ植民地で発行された様々な古紙幣について記載していきたいと思います。
ドイツアジア銀行(徳華銀行)とは
ドイツアジア銀行(徳華銀行、独亜銀行)では漢口、北京、上海、天津、青島支店が紙幣発券を行いました。紙幣発券は1914年の第一次世界大戦突入まで続き、ゲルマニアを描く紙幣は各国が中国大陸で流通させた数多くの紙幣の中でも出来栄えの素晴らしい物だったとされ、希少性が高くデザインが美しいことから高額で取引される傾向があります。
ドイツ連邦銀行とは
ドイツ連邦銀行は1960年に発券銀行となり、5マルクから1000マルクまで7種の紙幣を発行しました。このシリーズは10年にわたって市場で流通し使用され、大戦後のドイツの経済復興の象徴的な存在となりました。
1989年からのシリーズでは1960年のシリーズと同様に5マルクから1000マルクが作られ、グリム兄弟等のドイツで活躍した人物の肖像が描かれており、コレクションとしても人気が高いです。その後、2002年のユーロ導入によって通貨の切り替えが実地され通貨制度が大きく変わりました。
ダンチヒの紙幣
自由都市ダンツィヒは、現在のグダニスク(ドイツ名ダンツィヒ)に、ポーランド(およびプロイセン連合)時代、ナポレオン時代、両大戦間期の3度にわたり存在した都市国家のことです。
ダンチヒでは第一次世界大戦後にDANZIGER ZENTRALKASSEが金券状の紙幣を発行していたとされています。1924年にダンチヒ銀行が発券を開始し、10グルデンから1000グルデンまでの5種類が発行されています。この紙幣にはダンチヒの市街を描いており、非常に美しい紙幣に仕上がっており、アンティークコイン同様人気が高い紙幣の一つとなっております。
ドイツの紙幣まとめ
ドイツの古紙幣は国内ではあまり見かけませんが世界的には戦前のものを中心に人気が高く高額で取引されています。今回の記事がドイツの古紙幣や旧札の参考になりましたら幸いです。今後とも「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」をよろしくお願いいたします。