こんにちは「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」です。今回は1885年(明治18年)と1886年(明治19年)に発行された大黒札(旧兌換銀行券)の買取価格情報や価値について記載していきたいと思います。

図案製作者はイタリア人のエドアルド・キヨッソーネで、記番号(通し番号)は漢数字、1円、5円、10円、100円札が存在し極美品や準未使用など状態が良いものでは高額買取が期待できます。

大黒天 壹圓 古紙幣の価値

大黒天 壹圓 紙幣

大黒天 壹圓 紙幣

上記画像は偽物やレプリカの紙幣ではなく本物の紙幣をスキャンしたもので、表面には大黒様、裏面には額面が描かれています。大黒札の中ではもっともよく見かける紙幣となっており、詳細は下記の通りです。

  • 額面 1円(壹圓)
  • 表面 大黒像
  • 裏面 彩紋
  • 寸法 縦78mm、横135mm
  • 発行開始日 1885年(明治18年)9月8日

米国のカタログ価格

並品 美品 極美品
12500円 30000円 60000円

日本のカタログ価格

並品 美品 極美品
35000円 65000円 120000円

市場価格(実勢価格)と価値

大黒1円札の市場での価値は下記の通りです。国際的にも評価が高く業者による買取価格は市場価格(取引価格)の6割〜8割程度が期待できます。

業者の所在 状態 取引価格
米国 極美品 430USD
東京都 極美品 4.8万円
大阪府 極美品 4.5万円
神奈川県 美品 3.1万円

大黒天 五圓 古紙幣の価値

大黒天 五圓 古紙幣

大黒天 五圓 古紙幣

旧券中唯一大黒が裏面に描かれている事から裏大黒5円とも呼ばれています。1円札に比べると希少性が一気に高くなります。詳細については下記の通りでカタログ価格や市場での価値も高いです。

  • 額面 5円(五圓)
  • 表面 彩紋
  • 裏面 大黒像
  • 寸法 縦87mm、横152mm
  • 発行開始日 1886年(明治19年)1月4日
  • 廃止日 1939年(昭和14年)3月31日

米国のカタログ価格

並品 美品 極美品
12.5万円 25万円 50万円

日本のカタログ価格

並品 美品 極美品
38万円 60万円 85万円

市場価格(実勢価格)と価値

大黒5円札の市場での価値は下記の通りです。国際的にも評価が高く業者による買取価格は市場価格(取引価格)の7割〜8割程度が期待できます。

業者の所在 状態 取引価格
東京都 極美品 41万円
東京都 美品+ 26.8万円
千葉県 並品 25万円

大黒天 拾圓・百圓 古紙幣の価値

大黒天 拾圓 旧札

大黒天 拾圓 旧札

上記は本物の大黒10円札です。10円札以上になると市場に出回る事自体が稀で100円札の実物は見た事がありません。詳細は下記のようになっており、100円についてはカタログ価格は不明、取引価格も過去10年程度を調べましたが国内、海外で事例が見つかりませんでした。ちなみに100円につきましては下記のようになっています(画像はwikiより引用)。

大黒100円札

10円札

  • 寸法 縦93mm、横156mm
  • 発行開始日 明治18年5月9日
  • 廃止日 昭和14年3月31日

100円札

  • 寸法 縦116mm、横186mm
  • 発行開始日 明治18年9月8日
  • 廃止日 昭和14年3月31日

米国のカタログ価格

額面 並品 美品
大黒10円札 20万円 50万円
大黒100円札 不明 不明

日本のカタログ価格

額面 並品 美品
大黒10円札 85万円 135万円
大黒100円札 不明 不明

市場価格(実勢価格)と価値

大黒10円札と100円札の価値は下記の通りです(100円札については希少性が高すぎて売買事例がなく実際の価値は不明)。業者による買取や査定の場合、取引価格の8割〜9割程度での買取が期待できるでしょう!

業者所在 状態 取引価格
宮崎県 10円 並品+ 41万円
米国 10円 美品 約105万円
米国 10円 美品+ 約100万円

古紙幣の買取査定まとめ

希少性の高い古紙幣や古銭の買取査定では宅配査定ではなく持込査定や出張査定が安心です。大黒天が描かれた旧兌換銀行券は大変希少な紙幣となっており、高価買取が期待できます。今回の記事が買取査定価格や古紙幣コレクションの参考になりましたら幸いです。