こんにちは「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」です。今回は香港の古紙幣・旧札の買取価格情報や市場価格、価値について記載していきたいと思います。
中華民国時代の中國銀行の紙幣
中国銀行(BANK OF CHINA)は1912年の発行開始時は大清政府銀行に刷して使用されました。中国銀行の発行紙幣の特徴としては表面の舌に支店名が記されたことで、広東、福建、漢口、四川、雲南などの地名が見られます。
1914年からは袁世凱の肖像を描く、1元から100元までの5種が発行されています。その後、1917年からは張勲の肖像を多く描くようになり、1935年からは上記の画像のような孫文の肖像が多用されるようになりました。
また、その後の紙幣の特徴として2次大戦終了間際の紙幣の特徴では、1941年には最高額面が500元、42年には1000元になるなど、当時の経済状況が戦争の影響等によりインフレになっていることが伺えました。
香港の中国銀行(バンクオブチャイナ 香港)
香港の中国銀行は1994年から発券を開始し、20ドルから1000ドルまでの5種のシリーズを発券しました。表面にはすべて中国銀行の香港本店を描いており、裏面には香港の景観が描かれました。
その後、2003年にはデザインを一新したシリーズが発行され、2008年には北京オリンピックを記念して、20ドル紙幣が発行されました。
市場で取引されている香港の古紙幣
上記は2007年に発行された香港中國銀行の紙幣です。2008年には北京オリンピック記念紙幣も発行されています。市場での取引価格は下記のようになっており、予想買取価格は市場価格の5割〜8割程度でしょう!1枚だけでもそれなりの金額になりますので気になる紙幣がありましたら専門家に査定を依頼すると良いでしょう!
紙幣の特徴 | 紙幣の状態 | 取引価格 |
2007年 500ドル | 準未使用 | 7500円 |
2008年 20ドル | 準未使用 | 5100円 |
2014年 500ドル | 準未使用 | 7800円 |
1995年 1000ドル | 準未使用 | 12800円 |
渣打銀行(チャータド銀行)
渣打銀行は香港の発券銀行となったのが1956年と遅く、1982年のシリーズまで紙幣の発行をしていませんでした。中国の伝説では鯉は滝を登って龍へ変化するが、龍に変わり始めた鯉を描いた美しい10ドル紙幣を発行しています。また、最高額面の紙幣としては1000ドルが存在します。今回の記事が古紙幣の買取価格や売却価格の参考になりましたら幸いです。