こんにちは「古紙幣・旧札の買取査定ナビ」です。今回は1872年(明治4年〜明治5年)に発行された大日本政府大蔵省 明治通宝の市場での価値や業者による買取価格について記載していきたいと思います。下記の紙幣画像はレプリカや贋作(偽物)ではなく全て本物の紙幣を撮影し画像を作成させて頂いております。

明治通宝半圓の価値

明治通宝半圓明治通宝半圓

明治通宝半円札です。明治通宝はドイツのフランクフルトにあった民間工場で製造されたことから「ゲルマン札」とも呼ばれています。サイズは89x53mmで当時の発行枚数は22,717,569枚、美しいデザインとなっており、カタログ価格は下記のように高額です。

並品 美品 極美品
0.6万円 1.3万円 2.5万円

市場での実勢価格はカタログ価格より若干安く極美品で1.5万円程度、準未使用でも2.5万円程度で取引されています。業者による買取の場合は市場での取引価格の5割〜8割程度となることが一般的です。

明治通宝金壹圓の価値

明治通壹圓明治通壹圓

明治通宝1円札です(サイズは113×71mm)。明治通宝作成当時、日本政府はイギリスに新紙幣を発注する予定でしたが、ドイツのドンドルフ・ナウマン社による「エルヘート凸版」による印刷の売り込みや技術移転の話から最終的にドイツへ製造を依頼し、1870年(明治3年)10月に9券種、額面5000万円分の発注を行いました。

1円札については技術移転後の日本でも製造されており、ドイツで39,814,943枚、日本で5,394,916枚作成されました。発行枚数が比較的多いことから半円に比べ希少価値が低く、カタログ価格は下記のようになっております。

並品 美品 極美品
0.5万円 1万円 2万円

また、市場での取引価格についても半円より低く極美品でも一万円前後での取引となっております。

明治通宝金二圓の価値

明治通宝金二圓明治通宝金二圓

明治通宝2円札です。明治通宝は額面によるサイズの違いがなく、例えば「10銭・20銭・半円」は殆ど同じサイズとなっています。また、1円と2円札のサイズもほぼ同様となっており、当時、額面を変造する不正が横行し、偽造紙幣が多数存在しました(現在でも大陸で作成された偽物やレプリカなどがあります)。

2円札のサイズは111×72mm、発行枚数はドイツで2,695,298枚、日本で9,792,989枚と少なくなっており1円札に比べ希少価値が高くカタログ価格も下記のように高額です。

並品 美品 極美品
2万円 4万円 8万円

実勢価格(市場価格)は下記のようになっており、1円や半円札と異なりカタログ価格より若干高額で取引される傾向があります。

業者所在 状態 取引価格
東京都 準未使用 16万円
東京都 極美品+ 12.9万円
大阪府 極美品 8.5万円

明治通宝金五圓の価値

明治通宝金五圓明治通宝金五圓

明治通宝5円札です。サイズは10円札と同様で137x89mm、発行はドイツのみで3,104,474枚で希少性が高くカタログ価格は下記のように高額です。

並品 美品 極美品
7.5万円 15万円 30万円

実勢価格(市場価格)としては状態が良いものは希少で国内では極美品で25〜30万円程の値段がつきます。なお、海外で一度、完全未使用品(PMG鑑定済みMS64)が登場し当時、約5000USD(60万円弱)で取引されました、状態と希少性を考えると60万円弱の金額は安い気がします!!

明治通宝金拾圓・五拾圓・百圓の価値

明治通宝金拾圓明治通宝金拾圓

上記は明治通宝10円札(10円券)です。10円札までは市場で取引が行われており相場価格が存在するのですが100円札(100円券)や50円札(50円券)は現存数が数枚程度しか無く、取引例は皆無なので相場価格は存在しません。寸法や発行枚数、カタログ価格は下記の通りとなっており10円札は5円札よりも価値が低いです。

額面 発行枚数 寸法
10円 2689252枚 137x89mm
50円 23261枚 159x107mm
100円 24330枚 159x107mm

カタログ価格

額面 美品 極美品
10円 9万円 17.5万円
50円 不明 不明
100円 不明 不明

明治通宝券まとめ

明治通宝は今回取り上げたもの以外に10銭や20銭が存在します。カタログ価格は半円の1/2が20銭、20銭の1/2が10銭となっており、わかりやすいです。50円以上の額面が出てくることは無いと思いますが、1円札などは旧家の蔵の掃除などをしていると出てくることがあるようです。今回の記事が古紙幣や旧札の買取査定価格や古紙幣コレクションの参考になりましたら幸いです。